【伝承から伝統へ〜江戸切子編!】

『伝承と伝統の違い』

波濤紋 燕紋
竹林の紋 梅紋


 前回お話した「篭目」や「菊ツナギ」などは

伝承の技と呼ばれ江戸切子の開祖・加賀屋久兵衛や、

中興の祖エマニエル・ホープトマンが伝えた紋様(カット)になります。

伝承の技・紋様は広く江戸切子の職人に伝えられる技で

この紋様は今や一人前の江戸切子の職人が取得しなければならない技・紋様になります。

   (前回の伝承の紋様はコチラをクリック!

 伝統の技とは・・・・

伝統とは伝承より一歩踏み込んだもので、

伝承者が「江戸切子のテーマ=日本的な工芸ガラス(カットガラス)の創造」を念頭に

伝承された技と紋様を駆使し、自分らしい江戸切子の紋様を作り上げる事です。


 上の紋様・作品はその一つで、

伝承の技を駆使し日本的なモチーフ「波濤・竹林・燕・・・」などを表現したものです。

 伝統品と聞くと古臭い感じがしますが、実は伝統品とは常に新しい作品・スタイルへの

挑戦品であり作者のオリジナル品の事を言います。

 よく骨董の鑑定家が作品を一目で「コレは○○○の作ですね」と言い当てるのは

このためです(^^ゞ

※上の紋様もそれぞれ江戸切子の作家職人の伝統品(オリジナルの紋様)になります。



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